連合は平和運動として、核兵器廃絶による世界の恒久平和の実現と、被爆者支援の強化をはじめ、在日米軍基地の整理・縮小、日米地位協定の抜本的見直しに向けた運動、北方領土の早期返還と日ロ平和条約の締結をめざす運動などに取り組んでいます。そのため、連合は6月~9月を平和行動月間として、[1]6月沖縄[2]8月広島・長崎[3]9月根室での平和行動を基本に、中央・地方の取り組みを進めています。
連合下越地協では、新発田市で開催される「しばた平和のつどい」に共催して12年が経過しています。新発田市は世界のすべての国が核兵器を速やかに廃絶し、平和な国際社会を築くことを強く求めて、平成9年に「核兵器廃絶平和都市」を宣言し、平和運動の周知、推進を進めています。今年は、8月10日(土)アイネス新発田で開催されました。第1部では、朗読コンサート演奏:ら・ぽーるからギリシャ神話を朗読と電子ピアノキーボード、バイオリンの演奏で表現しました。第2部は、エフエムしばた吉田アナウンサーの進行にて、広島記念式典参加者による感想と意見交換があり、新発田市内10校の中学生代表者が感じたことをスライド写真で振り返りました。式典に出席する前と出席した後で自分が平和に対して気持ちの変化や、被爆74周年を迎えた広島市は原爆死没者への追悼とともに、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願って、核兵器のない平和な世界の実現に向けた願いを込め、次世代に語り続けて行きたいと中学生は感じたそうです。第3部では講演会「私の被爆体験と平和への願い」と題して講師:梶山文昭(ヒロシマを語り継ぐ教師の会事務局長)から広島で6歳の時被爆し、広島の悲惨な状況と救援、復旧、復興への動きの講演を行いました。集まった市民は改めて平和大切さを実感しました。